母がアルツハイマー病からくる、“認知症”を患っていることがわかってから、 2年半が過ぎました。 家の近くで迷子になり、支援センターをへて、近くの交番に保護されていると、 連絡が入ったのが平成21年1月末頃でした。 びっくりして、交番に迎えに行くと、母は只笑って『ちょっと家がわからなくなちゃった』と言うのです。...
今年の１月から沼津市のグループホームに異動になりました。 まだ開設して数か月の新設のグループホームです。 入居者は、２ユニットで１８名の満床でした。 スタッフは、ほとんどが初心者マークでの未経験者でした。 私は管理者・ケアマネとして配属され、同時に二人のユニットリーダーが 異動してきました。...
ほほえみの会にお世話になって３年以上も経つのに、初めての感想文です。 今までは、書こうとしても心の葛藤に足を引っ張られ、 考えがうまくまとまらずあきらめてしまっていたのです。 思い返せば１４年前、義母の糖尿病が進み目がよく見えないから 包丁持てないと言われて始まった同居生活。...
昨年6月より、広小路クリニックにお世話になっております。 ほほえみの会には先生よりお声を掛けて頂き、10月より参加させて頂いております。 認知症と思われる症状が見られるようになって5年程、義母の言動にどう対処するべきかわからず、ストレスで体調を崩すこともしばしばでした。 会に参加させて頂くようになり，経験者の方、今、同じような立場で...
義母が、認知症ではないかと病院をはじめて受診した時私は32歳、だった。 それから18年、早いもので私は今年ちょうど50歳、義母も92歳になった。 当時、認知症は治す薬も無いといわれて今のような介護保険も始まっていなかったので、介護する家族にとって先が見えずたくさんの困難にぶつかってきた。...
昨年(2010)6月8日に私達夫婦にとって、「波瀾万丈」の13年余りの認知症生活 (最後の約３年間は寝たっきりの要介護5でした)の末に、彼女は「急性心不全」で 82歳の人生に幕を下ろしました。 この１年は、月日が経つのが私にとって早かった感じがしました。 お陰様で一周忌法要も無事終わりました。 この１年落ち込む事も無く無事に日々を送ることが出来たのも...
今年の7月で「ほほえみ丸」に乗船して丸10年になります。 介護の荒波にさまよっていた私を、「ほほえみ丸」に乗せて頂いた頃を思い出します。 4月に「静岡県社会福祉協議会」の方から、7月に「平成23年度認知症介護実践研修」 の中で介護の体験談を話して下さい、との依頼がありました。...
夫が若年性アルツハイマー病と診断されてから丸4年が経ち、5年目になりました。 2011年に入ってからは、特に、坂道を転がるように進行しました。 ささいなことで切れて混乱し、物を投げたり、暴力をふるったり、 やっかいな徘徊も始まりました。 4月ごろ、急に財布と腕時計を持つようになり、後から思うに、...