〜ふれあいの家〜PPKクラブ〜
【開設の経緯】
2007年(平成19年)木野理事長の発案で次の4つの会を発足させました。
① 地域の高齢者、生活習慣病で来院中の患者さんに検査・治療・投薬・処置の継続だけでなく積極的に脳と身体の健康増進のために筋トレ・脳トレを実施する教室「ふれあいの家・PPKクラブ」
② 軽度認知症(MCI)の進行防止のための「MCI進行予防教室」
③ 認知症を抱える家族を支える家族会「ほほえみ」
④ 一人暮らしまたは日中独居の高齢者を支援する目的で、皆で作り皆で食べる「皆食会」
【現在の状況(2024年4月)】
① 「ふれあいの家・PPKクラブ」
会員数50名(男性6名・女性44名)です。2007年以来現在まで17年間ずっと継続されている会員が今も5名いらっしゃり頑張っておられます。過去には最大90名前後の参加者がありましたが、コロナのまん延等で減少しています。
指導者-野村・杉山・鈴木・吉田の4名と、補助する有償ボランティアスタッフ9名、総責任者は辰野範幸事務長(要介護予防運動スペシャリストの資格)で運営しています。
現在会員には年に1回メディカルチェック(体力検査と認知機能検査)を実施しています。その中で特記すべき項目があります。
[認知機能検査の結果]
項目 年 |
2021 |
2022 |
2023 |
会員平均年齢 |
78.8 |
80.2 |
81.4 |
HDS-R |
28.2 |
28.0 |
28.0 |
MOCA-J |
24.8 |
25.4 |
26.5 |
ここで特記できることは、会員の平均年齢が上昇しているのに認知機能検査の数値が上昇していることです。この理由は、会員の意識が高いこと(寝たきりになりたくない、ボケ老人になりたくない等々)で積極的に運動に取り組んでいる。さらには、会員同士の会話(認知症の進行を遅らせることとしては、家族以外との会話、交流が大切との学説もある)等が数値向上又は維持に結び付いているものと思われます。
ふれあいの家参加は、当院患者さんにお声かけしています。
ご参加ご希望の方は、当クリニックにお問い合わせください。